リフォーム
01/04/02


 

きものや羽織、コートは解いて繋ぎ合わすと、元の反物に近い状態になります。
それを利用して、もう着なくなったきものなどをリフォームしてみませんか。

先日知人から、羽織を名古屋帯に仕立て替えして欲しいという依頼がありました。お母さまから譲り受けたの絞りの羽織(ピンク無地)がもう派手になってしまったということでした。出来れば名古屋帯をお染め仕立て(額仕立て)、つまり腹、手を半幅にしないで、垂れと同寸が良いということだったのですが、この場合腹、手の裏側は芯が見えます。別布を付ける場合もありますが、どちらにしても仕立て屋としては、面倒な仕事(^^;)です。

そこで、いろいろ思案して、どうせないっそ別の生地を裏に使って袋帯にしてしまおうということになりました。ちょうど昔の派手な着物が洗張りしてあるということで、それを使って昼夜帯を作ることになりました。帯丈は1丈1尺5寸程度に仕上げますが、当然羽織や着物からなので、太鼓と腹中心を避けて3ヶ所接ぎを入れました。



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